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2つのファネルの作り方


ファネル分析は、ユーザーがプロダクトやサービスを利用する過程で、各ステップにおける行動や課題を理解し、改善策を立案するために重要であるが、それを使いこなすのが難しい。

ファネルを作る上でボトムアップ式とトップダウン式の2つがありそうなきがしてきたので、それぞれの特徴やメリット・デメリットをざっくり整理してみる。

ボトムアップ式のファネル

ボトムアップ式は、コンバージョンポイントを始点として、そこから遡って各ステップの数値を可視化する方法になる。

このアプローチのメリットは、最終コンバージョンに直接影響を与えるボトルネックを特定しやすい。また、最終コンバージョンに近いステップから優先的に改善できるという利点もある。

その一方で、デメリットとして、全体的な流入の傾向を把握しにくい。コンバージョンの近くのステップにフォーカスする可能性があるため、全体を見渡してた際により大きなボトルネックを見逃す可能性がある。(つまり、小さな改善に終始してしまう可能性がある。)

トップダウン式のファネル

トップダウン式は、最初の流入経路を始点として、最終コンバージョンまでの経路を順番に各ステップの数値を可視化する方法である。

このアプローチのメリットは、初期の流入経路や上位ファネルの問題を発見しやすく、全体的な流入の傾向や問題点を把握しやすいことだ。また、ユーザーの行動を順を追って理解することができる。

その一方で、デメリットとして、最終コンバージョンに直結しない部分の改善に注力してしまう可能性があるので、なぜコンバージョン改善に効くのかの視点は持ち続ける必要がある。

トップダウン式は、全体的な流れを把握するのに適しており、限定的なデメリットがあるものの、その有用性は高いと言えそうだ。