『エッセンシャル思考』を読み返した
1/トレードオフに目を向ける
ここでイエスと言ったら、自分は何を失うのだろうか。そのトレードオフに目を向ければ、中途半端なイエスは言えなくなる。どんな判断をするときも、機会コストを忘れてはならない。「もしもこれを選んだら、別のもっと価値あることができなくなる」ということだ。全部やってみよう、という非エッセンシャル思考の罠にはまってはいけない。すべてをやることは不可能だ。失うものを冷静に計算し、納得できる答えを出そ
2/ボトルネックを特定する
めざすべきことがわかったら、仕事にとりかかる前にいったん立ち止まって考えよう。 「この仕事をやりとげるうえで、邪魔になるものは何か?」 仕事の完成を邪魔するものがあれば、すべてリストアップしよう。たとえば情報が足りないとか、疲れているとか、完璧にしないと気がすまないとか、そういったことだ。 リストができたら、優先順位をつけよう。「これを取り除けばほかの問題も解決するような、大きな障害は何か?」と考えるのだ。
3/判断を関係性から切り離す
誰かに何かを頼まれたとき、私たちはそれを関係性の問題だと思ってしまう。頼みを断ることが、相手を拒絶することだと感じてしまうのだ。この2つを分けて考えなくてはならない。
4/
非エッセンシャル思考の人は、トレードオフが必要な状況で「どうすれば両方できるか?」と考える。だがエッセンシャル思考の人は、「どの問題を引き受けるか?」と考える。これはタフな問いであると同時に、より大きな自由につながる問いだ