RoomClip ショッピングと僕の約365日
こんにちは。
今僕はRoomClipという会社で働いているんですが、今日3/30にRoomClipショッピングというサービスをリリースしました。
ショッピングという言葉からわかるように、今までインテリア領域でのバーティカルSNSだったRoomClipにeコマース機能が搭載されます🎊
以前からRoomClipにはユーザーさんが投稿してくれた写真に写っているモノをアイテムタグとしてタグ付けする機能があったのですが、このアイテムタグは楽天やAmazonなどの外部のECサイトの導線となっていました。
つまり、お部屋の写真を見るというルームクリップ内でごくごく自然なアクティビティと外部ECサイトでモノの購入を検討し、結果購入するというアクティビティが分断されてしまっていたわけです。
これに対してInstagramやREDのようなSNSとeコマースを統合したソーシャルコマースと呼ばらるモデルをRoomClipショッピングも取り入れることとなりました。
RoomClip×eコマースのプロジェクトに僕が加わってからリリースまでに1年半程かかっており、紆余曲折ありましたが、やっとスタート地点に立つことができます☺️
節目には振り返りを書きたくなるので、今回も1年程前まで遡って書いてみることにします。
前回挑戦した事業をクローズしたあと、RoomClipショッピングの前身といえる、RoomClip itemというサービスでディレクションやら開発やらを始めてから、RoomClipショッピングのコンセプトを考え、それをリリースするまでのお話です。
(前回のお話はこちら。)
特に記録をとっていたわけではないので、記憶が改竄されてる可能性もありますがご愛嬌ということで🙇♂️
また、あくまで個人的な感想です。会社やチームメンバーの見解とは異なる点もあるはずなので、それについてもご愛嬌ということで🙇♂️🙇♂️
2020.1~2020.4
最近はあまり話に上がって来ないですが、この頃は”ファンづくり”が1つのテーマだったような気がします。
その一環として、RoomClip itemに簡易の決済機能をつけて商品を実際に販売してみる施策をやっていたのをとても良く覚えています。
(RoomClip itemについてはこちら👇)
正直に言うとあんまり期待はしてませんでした。そんな簡単にはいかんだろうなと。
結果として、数件売れたんですよね🥳
当たり前ですが、RoomClipは配送システムを持っているわけではないので、東急ハンズにダンボール買いにいったり、(D2C系のサービスでよくあるような)購入してくれた商品が映ったお部屋の写真をポストカード同封したりしていました。
初めての発送に喜ぶ僕。
ポストカードの一部。載せる写真も1枚ずつ選定してた。(なんという非効率!)
実際に購入された商品についていうと、商品情報が充実してたわけではなく、ユーザーさんが投稿してくれたその商品が写っているお部屋の実例写真が商品ページのコンテンツの大半を締めています。
実例写真が人の購買意思決定に貢献する可能性を肌で感じたのを覚えています。
この施策の後、もっと拡張性をもたせてCV数をバンバンあげる方法や、購買体験を通したファンづくりの方法についての考えようとしたけど、なんでかそこまでリソースをさけていなかったような気がします🧐
また、こういったファン作り検証のような戦術レベルの検証と並行して、ホームファッション領域に特化したマーケットプレイスとしてRoomClipがNo1プレイヤーになるための検証しないといけない仮説や、それの検証方法について戦略レベルであーでもないこーでもないと議論を重ねていました(正直に言うと、この時期は黙ってしまうことが多く、力不足を感じていました。)
こういった議論を進める中で、RoomClipが始めるマーケットプレイスとはなんぞやというテーマに対して、RoomClipショッピングのコンセプトであるソーシャルコマースというキーワードが出てきたのが4月になってからのことです。
とはいえ、この頃はソーシャルコマースとは🧐?という感じで、ソーシャルコマースというモデルをどのようにRoomClipの中で形にしていくかは、ほとんど何も見えてなかったように思います。
今でも「RoomClipのソーシャルコマースとはこういうものだ!」という明確な答えは出せていないです。
RoomClip×ソーシャルコマースについて考え抜いて、形にしていくことがこれからのRoomClipには求められるはずです。
また、この頃の反省というわけではないですが、そもそものビジネスモデルが定まっておらず、それの仮説検証を高速に行う必要がある中で、議論につぐ議論で敏捷さを失っていたように思います。
「じゃあ今ならできたか?」と言われると厳しいところですが、少なくともそういうマインドセットが当時の僕にあったかと言われれば、答えはNOになります😖
話変わって、相変わらずRoomClip itemのプロダクト改善のディレクションもやっていたのですが、ただ目の前でできる改善施策の方向の良し悪しのジャッジが曖昧になってきている感覚が出てきたので、プロダクトの思想の言語化に取り組んでいました。
個人的にこれは2020年の仕事の中でもかなり満足度高いアウトプットだったなと思います。
効能として1番大きかったのは、プロダクトに対しての主体性が大きく変わったことです。
当たり前ですが、自分がそのプロダクトに0から関われる機会というのはほとんどありません。
そういうわけで、多くの人は既存のプロダクトを良くすることに注力することになるわけですが、捉え方を間違えると主体性を持てなくなると思うんですよね😔
僕はそういう気質が少なからずある方だという自覚がありました。
主体性や責任をもってプロダクトについて考えることがあんまり得意じゃないですし、別にそういう責任を持つ立場ではありませんでした(と当時の僕は思っていました)。
立場や役割は関係なくて、あらゆることを自分ごと化して考えられるかどうかが大事ということはよく聞く話ですけど、「そうだよね! よし! 明日から自分ごと化して考えよう!」となるわけもないわけでして😔
そういう意味で、自分の言葉でプロダクトの価値や将来こうなってほしいという願望を書くこと、そしてそれを公開することは、施策の是非に迷ったときの指針になるのはもちろん、自分自身へのマインドセットを変える大きなきっかけになるので、似たような状況下にいる人にはおすすめです。
とはいえ、言語化したことに自分が満足してしまったので、このドキュメントを100%活用できなかったのは反省するところです。
本来ならば一緒にプロダクトを良くするために集まっているディレクター、エンジニア、デザイナーともっとブラッシュアップさせるべきだったし、もっといえば、思想をベースに各人が自律的なアクションを起こせるようなチームづくりに挑戦してみたかったなーと。
2020.5 ~ 2020.9
RoomClipにはtoBプロダクトであるRoomClipビジネスというプロダクトがあるのですが、そこのプロダクト開発を担当していた方の退職をきっかけに、RoomClipに入社してtoCプロダクト開発をメインにやってきましたが、RoomClipビジネスのプロダクト開発に軸足を移すことにしました。
かれこれ半年くらいtoBプロダクトのプロダクト開発をしているわけですが、難しさを実感する毎日です。
toBプロダクトを見るようになると、利用者の声がtoCプロダクト以上に届きやすくなるような気がします。
ただRoomClipはプラットフォームなので、toBプロダクトの更新がtoCプロダクトに影響することが日常茶飯なわけです。
明らかに企業にもユーザーさんにも良いことであれば問題ないのですが、それってユーザーさんにとって本当にいいのか?🧐みたいなこともやっぱりあるんですよね。
企業にとっていいこととユーザーさんにとっていいことが、一致しないようなところに対して、双方にとっても(もっというとRoomClipにとっても)ハッピーなところに着地させるバランス感が必要です。
とはいえ、企業とユーザーさんは二項対立の関係にはないので、一方を取るともう一方を捨てないといけないということは絶対にないと思っていて、もしそういう事態になっているとしたら、それは問題の本質が見えてないからで、もっと考えないといけないと個人的には思います。
脱線してしまいますが、バランスの話で言うと、(これはtoB,toC関係ない話ですが)顧客の要望を聞いて、それをそのまま反映するのはアンチパターンとよく聞く話です。
具体的な要望に対してそのまま反映すると、短期的には効果があるように見えるからついつい手を出したくなるんですが、要望に隠れた真の目的は解決できていないケースが圧倒的に多いことがアンチパターンと言われる所以だと理解しています。
ただ、問題の根本を掘り出して、ソリューションを提示したとして、
-
そのソリューションの存在に気づいてくれるか
-
ソリューションを僕らが意図している通り使ってくれるか
-
それがちゃんと課題解決になっているのか
はまた別の話だし、仮に全部それらを満たしたとして、ソリューションの開発を始めてから効果が出てくるのに半年程度時間が必要。みたいなことがあるとします。
これだけ見ると、後者の時間がかかっても根本原因を解決することの方が圧倒的に本質的なず。
じゃあなんでもかんでも後者にしてしまって、目の前の顧客の満足度を蔑ろにしていいのか。みたいな思考に陥ってしまいそう。短期的な効果と中長期的な効果のバランスを見極めないといけないなーと。
ただ、これについては、時間軸の問題ではなくて、イシューの見極めと、目の前の安易なソリューションに飛びつかない胆力の問題な気もしています。
一方RoomClipショッピングはというと。
この時期は、RoomClipがつくるソーシャルコマースとはどういうものなのか、それをどういう形で表現するのか?というコンセプレレイヤーの話から実際の画面や機能について議論していました。
納得感のある購買体験というのもこの頃考えたキーワードの1つです。
その頃のメモ。(この時期は妙に語りがける系の文体にハマっていたっぽい。)
また、RoomClipショッピングの特徴でもあるサンクスポイントですが、よくあるECサイトにある商品の購入価格の○%をポイントとして還元するという形ではなく、商品の購入に役立つお部屋の投稿をしてくれたユーザーさんにポイントをプレゼントするというのもRoomClipらしさに溢れた機能だと自信を持って言うことができます!
9月末には、RoomClipショッピングを始めるにあたって、ユーザー側・企業側の画面や機能が一通り出揃い、関係者が集まってキックオフしました。
結果として、リリース時点で用意できたのはこの時用意した機能の本の一部になってしまうんですが、それはそれで、これから頑張っていくことにします💪
ここでの反省でいうと、商品を販売してくれる企業の力も必要なのて、RoomClipビジネスに搭載する商品管理、受注管理等のEC部分の機能を開発しないといけないのですが、それの初期想定を”想像で”作ってしまったこと。
既存のECサービスの販売者側の画面を参考にしつつ、ベースとなりそうな画面や機能を作ったのですが、その画面をどういう人がどういうシチュエーションで使うのかみたいなところには目を向ける余裕が当時の僕にはありませんでした。
この後から辛い目に遭うことになるので、もっと積極的にドメイン知識を持っている人に会ったりするべきでした。
2020.10 ~ 2020.12
この頃になるとリリースをいつにするかの話や、開発をどうやって進めるかの話を多くしていたような気がします。
リリースは、まず企業に商品を登録してもらうための事前登録開始版、その後ユーザーさんが商品の購入ができるようになる正式版という2段階に分けてリリースすることになりました。
また、紆余曲折を得てEC基盤は自前での開発ではなく、Shopifyを使うことになりました。(なぜShopifyを使うことにしたのか。という話を書き出すと終わりが見えなくなってしまうので割愛させてください😭)
RoomClipショッピングはコンセプトはソーシャルコマースです。
それには既存のRoomClipの中でのコマース体験が必要不可欠だったため、Shopifyをそのまま使うのではなく、ShopifyのAPIを使って既存のRoomClipとShopifyを見た目としては密結合させる必要がありました。
外部サービスをインテグレーションするというのは、そのサービスがこれまでに構築してきたシステムやナレッジを取り込めたり、開発を短縮できたりと良い事づくしのように見えますが、その分デメリットもあります。
そのままインテグレートしようとすると、自社の事業やプロダクトの要求とバッティングしたりするので、自分たちが事業やプロダクトを通して達成したいことと外部サービスの仕様の綱引きをする必要があります。
これはリリースまで(そしてこれからも)ずっと付き纏ってくる問題で、僕個人としては今回のプロジェクトで1番時間と体力とメンタルを持っていかれたところでした。
また、画面のモックを作り、仕様書を書いて、デザイナーにデザインを依頼し、できたデザインをレビューし、それを開発ラインに乗せる。みたいな流れで仕事をしてたんですが、これがよくありませんでした。
1つ目はベースを作る人とレビューする人が僕だけになっていたこと。
2つ目は僕自身にドメイン知識がなかったこと。作った画面の業務や運用をきちんと想定しきれなかったこと。
これは、実際に開発するエンジニアを不安にさせる以外の何者でもなかったなと反省しています。
1番は、やっぱりドメイン知識を得るための動きを事前にしておくべきでした。
👇を1月くらいまで毎週読んで自戒してました。
この頃は自分が何でもやらないといけない。みたいに妙に気負ってるところがあって、あまり誰にも相談しないで「これでお願いします!」みたいな仕事の仕方をしてしまっていたところがあったように思います。反省しかない😖
そもそも個人の力だけで達成できたことなんて0ですが、個人のスキルを伸ばせばなんとかなったり、他の人がそういった領域に対して力を発揮してくれて、気づかなかったりしたんだろうなーと今になっては思います🧐 器用貧乏×個人スキルもそこそこな状態で、僕だけの力でなんとかしようとして、逆にチームだったり、他の人の足を引っ張る。という場面が徐々に顕在化してきているように感じます。 本当に僕がやらないといけないこと、僕にしかできないことは何なのかをもっと意識的に行動することが、結果としてチームとしての成果につながるのかもなーと考えたりしていますが、まだまだ経験値不足が否めません。 https://arsro.today/20202021#bb65df85508a4aa78ae40208fe7f3183
これ以降、積極的に相談するようにしていましたが、それでもエンジニア、デザイナーと僕の間での認識のズレの回避や不安感の解消というものはもっとできただろうし、そこをもう少しうまくワークさせられてたら、スピード感を出しつつ、品質の高いプロダクトを作れたのではないかとついつい考えてしまいます。
これをきっかけに自分が集中しないといけないところはどこなのかを見極ることを意識するようにしました。
初期に作ったモックもあまり参考にしないで欲しいとデザイナーに伝えてみたり、開発まわりのタスクに意識的に首を突っ込まないようにしてみたり(結果として、リリースに近づくほどそうは言っていられなくなるわけですが…😅)。
プロダクトの仕様と業務フローを書くことに集中して、それらをレビューしてもらう環境も準備しました。
2021.1 ~ 2021.2
12月までは開発を本格的に始動できる状況ではありませんでしたが、1月になると、徐々に開発が始まりました。
Shopifyをインテグレートしようすることによって発生する様々なコンフリクトを解消しつつ、並行してプロダクトの仕様を考えたりしていると、なかなか開発ラインに持っていけず、結果としてしわ寄せがエンジニアに集中することになってしまい、申し訳なく思っています🙇♂️
この時期になってくると本当に来月リリースできるのだろうか。という不安が関係者の中で漂っていたように感じます。
とはいえ、不安に駆られて立ち止まるわけにはいかず、力強く1歩1歩進めるしかないわけなのですか、仕様と格闘する日々を送り、それらをドキュメントにしても、特にプロダクトとしては進捗しているように見えないんですよね。
それがけっこうメンタルに来るんですよ。
3月リリースなのに、なんも進んでなくね?😭と頭がバグることをしばしば。
このダメージを緩和するために、金曜の夜だけは少しだけコードを書いたりしてみたりしてました。
進捗が俺のすべてを癒やしてくれる
ぼくはテキスト修正のprくらいしか出せないエンジニアです。
また2/24には、企業側の事前登録開始版をリリースする必要があり、リリースのスコープだったのは僕が担当していた商品登録周りの機能が中心でした。
ここで「リリース間に合いそうにないです。ごめんなさい🙇♂️」が絶対にできなかったかというと、決してそういうわけではなかったと思います。
ただ、僕としては、(日付が本質的には重要ではないというのは頭では理解しつつ)ここでごめんなさいすると、3月末に予定していた正式リリースもごめんなさいできるだろ。的な雰囲気にならないかをめちゃくちゃ危惧していました。
そんなに「日付が大事なら機能を削ったり、バグがある程度あってもリリースすればいいじゃない?😈」という悪魔の囁きもあったりもしましたが、僕は易きに流れてはいけないわけです!
僕は「いったん〇〇で!」みたいなことをよく使ってしまうんですよね。 考えることが大変そうなことやその場はなんとかなりそうなこと、忙しくて疎かにしてしまいそうなことを、「いったん」という言葉でいったんやり過ごしてしまいます。 https://arsro.today/20202021#4a2e90e24a5b41cca94cb1261144b19d
結果、僕というよりもエンジニアが頑張ってくれたおかけで、リリースすることができました🚀
(ちなみに、無意識のうちにストレスを抱えてたのか、リリースした日の夜中に体調崩して意識が飛んでぶっ倒れてしまった😇)
大きなバグもなく一安心。登録商品数を毎日Redashで確認して、自分たちは前に進んでいるんだという実感を得て、心を癒しました。
この時期は、目の前で発生する様々なタスクを進めていくことに神経を使っていて、それが阻害されることに対して、過度な反応をしてしまったように思います。
これは完全にコミュニケーションの問題で、自分にとってのプロダクトの優先度が今どうなっているのかをオープンにするべきだったし、それに対してチームがフィードバックできるようにするべきでした。
2021.3
2/24の事前登録開始のリリースが終わり、息をつく間もなく3月末のリリースに向けてもう一度集中。
これまで仕様だけで見えてなかったものたちがエンジニアの手によってどんどん形になっていきました。(まじでエンジニアはすごい生き物なんだぞ!)
僕ができることに集中すると書いておきながら、最後の方は少しだけ開発(テキスト修正以外)にも参加させてもらいました。
今回の開発で根が深かった開発の1つは、
-
ユーザーさんが商品を買う
-
企業がその注文を確認する
-
商品を発送する
-
場合によっては返品して
-
…
のような受注管理の部分でした。(仕様書くのもだいぶ苦労しました。)
ステータス管理の沼にハマって死にかけてた。
プロダクトマネージャーは仕様を書いて、画面はリリース前に触るので、表面上は正しいことは確認できるんですが、そのレイヤーからだと実態のデータ構造やデータ遷移がどのようになっているかまで追うことができません。
ただ、受注周りの状態管理は、かなり注意深くならないといけないので、実際のコードを読んで、データベースを触って、場合によっては書いて。の実装レイヤーまで少しだけでも入り込むことができたのは結果論ですが、いい方向に働いたかなと考えています。
また、リリースまでもう少しとなってくると、ここってどうなってるんだっけ?みたいなことが頻発するわけですが、微妙に首を突っ込んでるところが思ったよりもあってスイッチングコストにじわじわとメンタルを削られました。
また、想定できてなかったのが2月にリリースした事前登録版によってリリースされた商品登録周りの機能に関する問い合わせと正式版のリリースが近づくにつれて増える企業から問い合わせ対応でした。
実際の細かいプロダクトの仕様を把握できてるのが僕だけだったので、プロダクトの仕様に関する質問は僕のところに集まってくるわけです。(まあこれはしょうがないので、粛々と対応するわけですが。)
とはいえ、プロダクトのフィードバックは非常にありがたいので、正式リリース時にクリティカルになると判断した一部のフィードバックはこの時点からできる範囲で積極的にプロダクトに取り込むようにしました。
加えて、緊急事態宣言中は家に1人なんで、余計なことをあれこれ考えて勝手にツラくなるサイクルが定期的にやってくるので、オフィスに行くことでメンタルを回復させていました。
オフィスで人と直接雑談できるのは精神衛生上よいですね😌
学生時代にエナジードリンク飲んで、何日もほぼ寝ないで開発した日のことを思い出したりして少しノスタルジーに浸ったりもしました。(一応言っとくと、流石に今回はそんなことはしてない。ちゃんと寝てたし。)
学生時代にアプリ作ってたころを思い出した。
本当にリリースできるのか不安でしかたなかったが、なんとか3/30にRoomClipショッピングをリリースすることができました🚀🚀🚀
何回も言うけど、エンジニアはすごい生き物なんだぞ!
(2月は開放感でぶっ倒れたので、3月も似たようなことあったらどうしようかと思ったけど、そんな簡単に人はぶっ倒れない。)
おわりに
振り返ってみると、ドタバタな1年半でした。
特に最後の2,3ヶ月は、不確実なものに対する自分の向き合い方について考えさせられました。
僕個人としては、それらに対して、気にしないふりをしてみたり、逃げてみようとしたりといろいろやってみましたが、結局大事なのは物事に対してリーダーシップを持って向き合うことだと思います。
リーダーシップというと、感じがいいように聞こえますが、要は向き合った問題に対して自分に都合のいい言い訳をつけて逃げないことかなと🤨
リーダーシップという言葉からは1人の中心人物の振る舞いが想起されるかもしれないですが、全然そんなことはなくて、全員が持ってないといけないマインドセットだと思います。
問題の粒度がどうであれ、1人1人が解決すべき問題を持っているわけです。
これからは、それに対して言い訳しないで向き合える人たちと、不確実なものに対して素朴に向き合い、解決するプロダクト開発ができるチームづくりを頑張りたいなーと考えてたりしています。
最後になりますが、冒頭にも書いたように、1年以上かけてやっとスタート地点に立つことができました🥳
今回リリースした機能は氷山の一角でしかありません。
今までRoomClipを使ってくれてたユーザーさんもそうでない将来のユーザーさんにも、RoomClipというサービスに可能性を感じて利用してくれる企業の方にも今以上の体験と価値を提供できると僕は信じているので、今後も1歩1歩着実に良いプロダクトを作っていこうと思います。
という、それっぽいこと書いて終わりにしたいと思います。
3/31 追記
不確実な物事にリーダーシップを持ち、RoomClipを一緒に成長させてくれる方を募集中です。