『武器としての決断思考』を読んだ
決断するためには、メリット・デメリットをしっかり吟味する必要があり、定期的に見返すので抜粋。
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メリットが成立するための「3つの条件」
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内因性(なんらかの間題があること)
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重要性(その問題が深刻であること)
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解決性(問題がその行動によって解決すること)
要は問題があって、それは深刻で、その行動を取れば問題が解決するということ。
デメリットが成立するための3条件
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デメリットにも3条件あるが、これはメリットの裏返し。
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デメリットとは、「論題の行動を取ったときに、新たな問題が発生する。その問題は深刻であるが、現状ではそのような問題は生じていない」みたいなイメージ。
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条件は以下のようになる
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発生過程(論題の行動を取ったときに、新たな問題が発生する過程)
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深刻性(その問題が深刻であること)
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固有性(現状ではそのような問題が生じていないこと)
反論する
- メリット、デメリットについて吟味するために、それらに対して「反論」する必要がある。
メリットへの反論
1. 〈内因性への反論〉= そんな問題はそもそもないのでは?
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プラン(論題の行動)を取らなくても問題は解決する
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そもそも現状に問題はない
2. 〈重要性への反論〉=問題だとしても、たいした問題ではないのでは?
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質的に重要ではない
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量的に重要ではない
3.〈解決性への反論〉=重要な問題だとしても、その方法では解決しないのでは?
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プランを取っても別の要因が生じるため、問題は解決しない
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プランは問題の原因を正しく解決しない
デメリットへの反論
1.〈発生過程への反論〉= 新たな問題は生じないのでは?
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プランだけではデメリット発生にはいたらない(他の条件が必要)
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プランの影響はデメリット発生にいたるには弱すぎる
2. 〈深刻性への反論〉= 問題が生じたとしても、たいした問題ではないのでは?
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質的に問題ではない
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量的に問題ではない
3. 〈固有性への反論〉=重要な問題だとしても、すでにその問題は生じているのでは?
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プランを取っていない現状でも問題は起こっている
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プランを取らなくても、将来、同様の問題が起きる
検討する
3条件が反論に耐えたかどうかをチェックしていくわけですが、もしどれかの条件が反対側によってカンペキに否定されてしまえば、それは「耐えた」ではなく「潰された」ことになります。 3条件のうちひとつでも潰されてしまえば、そのメリット全体が崩れることになります(3条件があってのメリット·デメリットなので)。 つまり、生き残ることはできなかったということになるのです。
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反論に耐えたメリットとデメリットを比較して、決断する
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どちらが重要かは、「質×量×確率」で考える
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自分の人生は、自分で考えて、自分で決めていく!