『無敗営業』を読んだ


隠れたキーマンを探せよりは、営業個人の比重が強い印象はあるが、それでもインプットできることは多かった。

1. 営業の根本課題:お客さまとのズレ

決定的なズレの存在

このズレが意味すること

2. 接戦における強さの上げ方

「接戦」の定義と対応

認知的不協和状態への対応が勝ちパターンを作る

ポイント

3. BANTCHフレームワーク:営業現場の確認項目

BANTCHとは、営業現場で確認すべき事項を漏れなくするための略語である。

頭文字項目内容
BBudget予算
AAuthority決裁者
NNeedsニーズの抜け漏れや優先順位
TTiming検討や導入のスケジュール
CCompetitor競合
HHuman Resourcesお客さま側の人員体制

活用目的

4. 接戦を制する3つの質問

3つの質問の種類

常に念頭に置くべき3つの視点

この視点がもたらす効果

5. お客さまが本当に理解してほしいこと

顧客アンケートの結果から見えてきたこと

回答のトップ2(お客さまが理解してほしい内容)

  1. 「あなたの会社が求めていることや目指している方向性」(トップ)
  2. 「あなたの会社が困っている課題や悩んでいること」(2位)

意外にも回答が少なかった項目

この結果が示すこと

重要な洞察

6. ピラミッド構造を意識した「深掘り質問」

課題をピラミッド構造で捉え、4つの異なる角度から質問することで、お客さまの課題を立体的に理解する方法を示している。

段階内容具体例ピラミッド構造での位置
1お客さまの発言内容を明確にする質問「と、おっしゃいますと?」発言そのものの明確化
2お客さまの発言内容の詳細を引き出す質問
(課題のピラミッドの下段を聞き出す質問)
「具体的には?」⬇ピラミッドの下段へ
(詳細・具体化)
3お客さまの発言内容の背景を引き出す質問
(課題のピラミッドの上段を聞き出す質問)
「なぜでしょうか?」⬆ピラミッドの上段へ
(背景・理由)
4課題の網羅感を確認し、全体像を捉える質問
(課題のピラミッドの抜け漏れを聞き出す質問)
「他にはありますか?」⬅➡ピラミッドの横方向
(網羅性の確認)

📝:相手のメンタルモデルを構築するためにも有効そう

ピラミッド構造の意味

この質問法の効果

7. 課題解決質問の本質

課題解決質問の一番の特徴

つまり何が違うのか

(→ 📝 相手に現状を認識させる。変化が必要だと認識させる。 )

気づきを生むカギ

応用レベルへの到達

8. 課題解決質問の4つのステップ

ここで登場するのが課題解決質問。以下の4つの質問を、スムーズな流れにのって展開していくと、お客さまと営業担当者の双方が望んでいる方向に話が進む。

4つの質問の流れ

  1. 「現状把握の質問」

    • お客さまの現在の状況を理解する
    • 相手に現状を認識させる
  2. 「深掘り質問」

    • 現状についてさらに詳しく掘り下げる
    • 問題の本質に迫る
  3. 「気づかせ質問」

    • 視点を「未来」に移す
    • 変化が必要だと認識させる
    • このままでは良くないことに気づいてもらう
  4. 「つなぎ質問」

    • 自社の提案につなげる
    • 解決策を検討するステージへ移行

成功のポイント

9. 要件整理の3ステップ:キーワード化→具体化→解決方法

ステップ1:キーワード化

何をキーワード化するのか

ステップ2:具体化

具体化のプロセス

ステップ3:解決方法の提示

3ステップの流れ

  1. キーワード化(お客さまの言葉から要件を抽出)
  2. 具体化(さらなる質問で内容を深掘り)
  3. 解決方法の提示(各要件に対する自社の対応策を示す)

10. お客さまは提案書を社内稟議でどう説明しているか

購買担当者の社内稟議での強調点

順位強調するポイント割合備考
1位費用対効果57.6%過半数を超える
2位サービス・商材が要件にあっている55.3%過半数を超える
3位企業としての実績・信頼41.4%-

このデータが示す重要な洞察

営業への示唆